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創刊100周年企画 古今「秋田犬」

第3部

「秋田犬で大館の活性化を」 保存会・遠藤会長に聞く インバウンド誘致へ注力 「会館も組織も充実させる」
2018-12-01
 秋田犬保存会(本部・大館市)の遠藤敬会長(50)=衆院議員・大阪18区、日本維新の会=は小学生の頃から秋田犬を飼い、入会して約40年になる。展覧会出陳などを通じて大館とのつながりも深い。2016年4月の会長就任以来、国内外への発信力を強めてきた。現在の秋田犬ブーム、今後の方針について意見を聞いた。
 ―「戌(いぬ)年」の18年、秋田犬の認知度は国内外でさらに高まった。
 「予想以上に〝ザギトワ効果〟があった。われわれの取り組みも広がり、秋田犬会館への来館者も増え、相乗効果が非常に出ている。(ザギトワ選手の愛犬)マサルのぬいぐるみも売れ行きが好調で、県内全域から『販売したい』とオファーがある。環境を整えたい」
 ―会員数、犬籍登録数は海外で増える一方で、国内や地元では減少している。
 「秋田犬の気性の良さ、美しさが海外で人気。日本ではわざわざ大型犬に、とならないので小さな犬にいく。県北支部では会員が高齢化しており、地元でなんとか飼育者を増やしたい。会員が減り、犬もいなければ地元や会にとってもマイナス。まずは好んで飼ってもらわないといけないので、今は秋田犬の知名度を上げて良さを日本国中に広めていくことが最善策」
 ―秋田犬会館の改修を計画している。
 「秋田犬の文化、伝統を広めていくという点でも会館の充実は大きなポイント。2階は子どもたちの勉強スペースにするなど、もっと地域コミュニティーを意識した建物にしたい。歴史資料の展示も分かりやすいように変え、喜んでもらえる施設に。秋田犬文化の発信基地として、行政と一体となって取り組みたい。JR大館駅前に建設される『秋田犬の里』との色分けもしていく」
 ―地元に期待していることは。
 「同じ目線、意識で取り組むこと。1+1が3にもなると考えている。それぞれの役割を明確にして進めることが、大館のみならず秋田県全体のインバウンド(訪日外国人旅行客)誘致、観光産業につながる」
 ―秋田犬が県全域で観光PRの中心となり、触れ合い施設も増えた。発祥の地として大館の存在意義を心配している市民も少なからずいる。
 「当然本部機能は大館でずっとやっていく。大阪の人間だが、展覧会参加などで以前から大館を身近に感じているし、秋田への思いもある。地元の活性化につながるよう、会員以外にも喜んでもらえる組織として会を充実させる。今まで以上にバージョンアップさせたい」
 ―今後の発信、PRの方針は。
 「本当に秋田犬が好きで、会への恩返しのつもりで会長職を務めている。秋田犬を通じて、いかにインバウンドを誘致するかがコンセプト。今後もいろいろな場面で秋田を売り込み、多くの観光客が訪れるよう全力で取り組んでいく」
(第3部おわり)
               秋田犬への思いや今後の方針を語る遠藤会長(秋田犬会館)
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