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創刊100周年企画 古今「秋田犬」

第1部

母の実家でハチ公誕生 父方の家系も深い縁 幼少時代から関わり  明石康氏に聞く㊤
2018-11-01
ハチ公との関わりを語る明石氏(東京の事務所で)
 大館市出身で元国連事務次長の明石康さん(87)は秋田犬と深い関わりがある。母親の実家で忠犬ハチ公が生まれ、国連在職中には米国で秋田犬を飼った。昨今のブームをどう見ているのか。思い出を振り返ってもらうとともに今後のあるべき姿などについて語ってもらった。
   ◇  ◇  ◇
 私は当時の扇田町(現大館市比内町扇田)で生まれ育ってね。父親は精米所を経営していました。姉が1人、その下に男3人続いて、私が末っ子で一番下だったわけですけども。母が二井田村字大子内(現大館市大子内)の斎藤家の出身で、小さな地主でした。ハチ公はその斎藤家で生まれ、生後3カ月くらいで東大の上野英三郎教授へもらわれていった。
 調べてみると、ハチ公は斎藤家で生まれただけでなく、私の父方で飼われていた犬との関係もあるようなんですね。
 父の長兄は明石文治という人でした。扇田では比較的大きな家で、小学校の土地を寄付したり、自宅に柔道場を造って嘉納治五郎が指導に来たりして、扇田神明社の中に功績をたたえた石碑があります。文治家でも秋田犬を飼っていて、その子がハチ公の父親に当たる。従って母方のみならず、父方の家系とも縁が深いことになります。
 幼いときの漠然とした記憶にあるのは「犬げんか」。当時は盛んで、立派な秋田犬を飼って犬同士のけんかを楽しむ、いわゆる「闘犬」を覚えています。相撲と同じく横綱、大関、関脇と番付があり、勝った犬は化粧まわしを着けて出てくる。牛肉などの食べ物でも一番良いところは犬に与える習慣がありましてね。その残りを人間が食べていたわけですよ。なかなか手に入らない食材なのに。
 そういう過程で強い犬を育てようと、本来の秋田犬より大きな強い土佐犬と掛け合わせることが行われた。土佐犬は牛のように大きい。ああいう犬と掛け合わせると大きくなるし、強くなるでしょうね。
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