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創刊100周年企画 古今「秋田犬」

第1部

今や露大統領も飼育 秋田の知名度高めよう 多様な見方が魅力に 明石康氏に聞く㊦
2018-11-03
「小型の秋田犬があってもいい」と持論を展開する明石氏(東京の事務所で)
 今やプーチン大統領に飼われて、秋田犬の名前も国際的になった。中国での人気も相当過熱しているんじゃないですかね。
 だからといって秋田犬人気に頼るのではなく、それを一つのきっかけとして秋田の知名度を高めるべきではないでしょうか。いろんな産物、比内地鶏やきりたんぽを含め県南では山形に匹敵するサクランボがあるし、県北では青森に匹敵するおいしいリンゴも採れる。自然の美しさや温泉の素晴らしさ、ナメコ、タケノコ、ミズ、大館で採れるトンブリ。国連時代、よく外国人に「これが郷土の食べ物」と自慢しながらきりたんぽを出したんです。お世辞じゃなくて、みんなが「うまい」というんですね。
 トンブリをロシア人にごちそうすると、「高価なキャビアと同じようにおいしい。しかもキャビアより健康に良い」と食べていましたね。東京でミズを食べさせると感激する人がいます。
 外国からの観光客は増えているが、政治が引っかかると急に減ることにも備えておく必要がある。今なら日中関係や日韓関係が良いけれど、急に観光の足が止まるようなときにどうするか。もっと欧州から迎えるなどの対策を練っておかなければなりません。
 行政に任すのではなく、これからは民間が行政のアドバイスを得て主体的にならないと駄目。そういう意味で秋田も頑張っているけど、岩手や福島などの努力に比べて、ちょっと遜色があるんじゃないですか。県内でも大館を中心とする県北は、横手や大仙などの県南に負けている気がする。だから「県北頑張れ!」と言いたい。
 秋田で生まれ育った人は地元の資源にどれだけの価値があるか十分に気付いていない。外から来る人の新鮮な目で見直してみることが大事なんじゃないですかね。
 私の少数意見にすぎないが、かわいらしい小型の秋田犬があってもいいとは思う。しかし私などは、どっしりとして物事に動じない、主人に忠実だが他人になつかないというイメージを持っているんでね。勇壮な秋田犬以外の見方、鑑賞、評価で意外な一面が見られるだろう。多様な見方があり、それぞれ少しずつ違う。「秋田犬はこれだ」「ハチ公はこれだ」と決めつけられない部分もあると思う。それがまた観光につながるかもしれない。(第1部おわり)
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