北鹿川柳

川柳でユーモアのある街づくり
「川柳わらべの会」の協力を得て、平成7年にスタートした北鹿新聞社主催事業。管内6カ所に投句箱を設置し、広く読者の作品を募集しており、寄せられた作品の一部を毎月15日付の紙面で紹介しています。その中で月間賞に輝いた秀句を掲載します。
 

2018年 4月

遠い冬祖母に泣かれた帰省の日  作山 キヌ
 【評】寒くて寂しくて、弱気になった祖母には何より嬉しい、孫の帰省だった。つかの間の帰省のあとはまた…。
消え際の雪の汚れに身を糺(ただ)し  石田えい子
 【評】形なく解け黒ずんだ雪を見て、作者は何を思う。残雪を惜しみつつも、待つのは春の明るさ。
泣くことでリセットされる悲しみが  斎藤いく子
 【評】悲しみがリセットされて笑顔になれるなら思いっきり泣きましょう。そこには必ず、穏やかな笑顔が待ってるはずです。
飛び跳ねた足が絡んで水溜り  鳥潟 洵
 【評】若い時は何気なく跳んだ水溜りも同じ様な歩幅では無理だったと思います。体力の低下を意識する様に。私も同じです。
孫という笑い袋が待っている  御所野ユウ子
 【評】どんなに辛い仕事でも孫の笑顔が待っていると思うと頑張れる。孫という名の宝物。笑い袋が効く。
枯れ木にも春待つ夢の意地がある 成田 純一
 【評】秋には大丈夫だった木も一冬越すと大分弱まりますが倒れずにしっかり立っている姿は凛々しい。人もまた…。
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