本文へ移動

移住・定住情報特集

起業支援関連情報を集めました

ふるさとで会社興す 若い雇用生み出したい SH・K・PRODUCT 加藤義明社長(38)=大館市=
2018-08-06
加藤社長(SH・K・PRODUCT本社)
 大館市山館に本社を置く紳士、婦人服の製造、販売「SH・K・PRODUCT」は、2年目の夏を迎えた。ふるさと「秋田」で会社を興した加藤義明さん(38)=大館市=は「決して簡単な2年ではなかったが、地盤が固まってきた」と話す。ともに歩んできた妻の祥子さん(28)への感謝も込めながら、今の目標には「大館で、若い雇用を生み出せる会社づくり」を掲げている。
 出身は県南の大仙市。中学生の頃から服飾への興味が強かった。ファッション誌を読みあさっては流行を研究し、秋田市まで買い物に出掛けていた。中学校、高校時代は「古着」が流行していた。
 「人とは違う道で、ファッション界に入りたかった」との思いから、高校卒業後は東京のシルバーアクセサリーの専門学校に進学。デザインコースで製作の基本を学んだ。この経験を生かして、シルバーアクセサリーの専門店を運営する会社に就職した。
 一番初めに勤めた会社での上司との出会いが、人生を大きく左右することとなる。仕事への向き合い方や取引先との信頼関係の築き方は、大きな目標となった。「私の入社から半年後には、退職して独立していった。自分のブランドを持ち、夢を実現する姿は憧れだった」。「起業」に対する志が芽生えたきっかけだった。
 34歳で結婚。ゆったりとした空気や、子どもの頃の楽しい思い出がある秋田で暮らしたい、との考えから、35歳でAターンを決めた。出身の大仙市ではなく、大館市へ移り住んだのは、義父が旧比内町出身だったことに縁を感じたから。「妻は埼玉出身だが、幼い頃には度々遊びに来ており、子育ては秋田で、との考えもあった。『大館で起業したい』という自分の背中を、妻が押してくれた」のだという。
 会社を興すにあたり、選んだのはやはり「ファッション」。紳士服や婦人服、子ども服の製造や縫製、加工を手掛ける。自身も営業や外回り、取引先の展示会に足を運ぶなど、この2年間、忙しい毎日を過ごしてきた。
 最近は、「地盤が固まってきた」と感じ始めている。同社が生み出す製品は、質の良さが評判となり、首都圏の有名ブランドから販売されている。今年は「閑散期」とされる時期も仕事で埋まるなど、取引先からの信頼も高まってきた。
 大館という地で仕事をしていく中で、加藤さんは「街に活気が不足している」と感じている。「若い人を中心に、どう盛り上げていくかが課題ではないか。解決のためには、若い雇用を生み出すことが先決だ」と考えたことが、新たな目標となった。「若い人に縫製への興味を持ってもらいたい。ウキウキするような仕事をしてほしい」。燃えさかる情熱を周囲に広げていこうと日々、奮闘中だ。
【メモ】同社は2016年8月に設立。紳士服や婦人服、子ども服の衣料用繊維製品の製造や加工、縫製、販売を手掛ける。従業員は19人。製品は主に首都圏に出荷されている。
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る