毎週金曜日本紙掲載・協力:大館市北秋田郡医師会

当院のHOT教室
たむら内科クリニック院長 田村豊一

私は、以前に在宅酸素療法(HOT)のことをこの「お茶の間クリニック」で解説したことがあります(平成14年8月2日掲載)。今回は、当院のHOT患者さんに行っていることをお知らせします。
 当院は一般内科を標榜していますが、勤務医時代に呼吸器の患者さんを多く診てきたことから、その関係の患者さんが多く、中には在宅酸素療法(HOT)を行わなければならない患者さんもいます。開院以来、61名の患者さんにHOTを実施し、現在もHOTを継続している人は23名です。
 このような患者さん達に対して、限られた診療時間の中で、病気のことや日常生活の暮らし方について説明するには限界があります。そこで勤務医時代から行っていたことですが、「HOT教室」と名づけた勉強会を行っています。
 インフルエンザ流行期の冬期間を除いて、毎月1回、原則第2火曜日の午後0時からの30分間、当院の待合室でHOT教室をおこなって、今年の7月で、96回を数えます。通院困難な患者さんを除いた十数名の患者さんが常時、集まって来てくれます。
 教室での主な内容は、「なぜ酸素吸入が必要で、かつ有効か!」「冬期間のすごし方」などの説明や呼吸器の病気をスライドやパンフレットを使っての説明が主体です。ビデオによる呼吸体操や、業者による機器の取り扱い方の説明もあります。時には、患者さん同士の情報交換の場にもなって、仲間意識を持つ良い機会となっています。
 HOT患者さんが呼吸器感染症にかかるということは、時に致命的になる場合があります。HOT教室を通じて、その重要性を伝えて、当院のHOT患者さんのほぼ全例に肺炎球菌ワクチン(平成16年6月11日掲載)とインフルエンザワクチンを実施しています。
 HOT教室は、何も患者さんでなければ参加できないというのではありません。患者さんの家族の方も来て、聞いている人もいます。呼吸器の病気のことを知りたいと思う一般の方の参加も歓迎です。当院を訪れる機会がありましたら、次回のHOT教室の開催日を受付に掲示していますので、その日に合わせて来院して頂ければ、参加できます。(北秋田市)
〈協力・大館市北秋田郡医師会http://www.daihoku−med.jp/〉
(平成17年10月14日掲載)

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