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| 仮面高血圧って何? たむら内科クリニック 田村 豊一 「仮面高血圧」という言葉をご存知でしょうか? 仮面うつ病という言葉に似ていて何か怖そうな言葉ですね。 最近、家庭血圧が容易に測定可能になってきたことから注目されるようになったことですが、病院や医院を訪れて、測定してもらった血圧が正常な人でも、日常生活において高血圧が認められることがあります。これを"正常血圧という仮面をつけた高血圧"という意味で「仮面高血圧」と呼んでいます。 日常生活では正常血圧なのに、診察室で医師や看護師の白衣の前では緊張して血圧が高くなるいわゆる「白衣高血圧」とは対照的な言葉です。 仮面高血圧にはいろいろなタイプがありますが、よくみられるのが、早朝に血圧が高くなっている「早朝高血圧」です。この早朝高血圧が問題視されてきています。なぜなら、皆さんが一番、恐れている心筋梗塞や脳卒中を起こす危険性が特に高いと言われているからです。 実は、私も2年前から起床時と就寝時の2回、血圧を測定してみたのですが、就寝時は正常血圧なのに、朝の高い方の血圧が150〜160mmHgと高血圧だったのです。なんと! 私も仮面高血圧だったのです。私自身、納得がいきませんでしたが、めまいの症状もあり、脳卒中や心筋梗塞の合併症になるのがイヤで、降圧剤の服用を開始しました。幸い、今は正常血圧の範囲内に収まっていて、めまいの症状も消失しました。 2004年に出された、最近の高血圧治療ガイドラインでは、従来の高血圧症の治療基準よりさらに厳しい降圧目標値が定められました。 重篤な合併症を引き起こさず、元気に長生きしていくためにも(簡単に自動で測れる安価な血圧計がありますので)家庭血圧を朝と就寝前の2回測ってご自分の血圧をしっかり把握してみましょう。もしも、私が指摘したように早朝の高血圧が常にあったなら、医療機関を訪れて相談してみて下さい。最近は、一日一回の服用で、簡単にコントロールできる良い降圧剤が沢山ありますので、貴方にあった降圧剤を処方していただけると思います。〈北秋田市〉 〈協力・大館市北秋田郡医師会http://www.daihoku−med.jp/〉 (平成17年8月26日掲載) |
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