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| 知っておきたい水虫の話 たさき皮ふ科クリニック 田崎理子 じとじとと梅雨どきになると、足の指の間が痒くなる事はありませんか? あ〜みずむしと、お薬をつけて痒みが治まると、やれやれ治ったとひと安心。しばらくして、又かゆくなる。水虫ってなんて治らないのだろう。こんな経験はありませんか! 水虫という言葉は、江戸時代頃から使われ始めました。田んぼで仕事をする時期になると手足にプツプツと水ぶくれが出き、非常に痒い。水の中の虫に刺されたと思いこんでいたようで、これが水虫という名の由来です。本当の水虫は真菌(いわゆるかび)の一種の白癬菌が感染しておこる病気です。余談ですが、この菌を分離したのは太田正雄博士(木下杢太郎と同一人物です)。白癬菌はケラチナーゼという酵素を持っており、皮ふの角質層や爪のケラチンというタンパク質を溶かして栄養源として増殖します。 水虫はいろんな形があり、多くみられるのが足の指の間の皮ふが、ふやけたようになる趾間型と、足の裏に赤いポツポツが現れ、小さな水ぶくれとなり痒くなる小水疱型。慢性化すると足の裏が乾燥して粉をふいたようになり、ポロポロとむける角質増殖型。このタイプは痒くないので、水虫と思わない人が多いようです。爪の中まで水虫が入ると爪が厚く、白く濁ってくる爪白癬となります。 水虫はがんこなものです。治療には外用剤をぬる事が第一ですが、白癬菌は水虫の患部を中心にその外側へ放射状に増えていきます。症状のない綺麗と見える部分にも潜んでいるので、症状のある部分だけでなく、そのまわりにもぬることが大切です。ある程度ぬって良くなっても、皮ふの深いところに菌が生き残る為、症状がなくなっても最低3カ月は薬をぬりつづける必要があります。 水虫にならない為には、清潔と乾燥を保つことが大切です。足が高温多湿の状態にならないように、毎日靴、靴下をはきかえ、オフィスでは通気性のよいサンダル等がよいでしょう。一日一回必ず足を丁寧に洗いましょう。特に指と指の間、指のつけ根を丁寧に。白癬菌が皮ふに付着し、住みつくまでに12〜24時間かかります。「足を洗ってきちんとふく」など清潔と乾燥を心がければ、神経質にならなくてすむでしょう。 たかが水虫と軽く考えている人もいますが、水虫は人にうつる「感染症」です。 「たかが水虫、されど水虫」病気をあなどらず、きちんとケアすることが、あなたの、そして家族のためにも必要です。 (大館市) 〈協力・大館北秋田郡医師会http://www。daihoku|med。jp〉 (平成17年8月5日掲載) |
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