|
春を味方に
−アウトドアライフのすすめ−
奈良医院 奈良 正人
例年以上に雪の多かった冬もやっと終わり、春の足音が感じられるような今日このごろです。裏庭や郊外にはまだたくさんの雪が残ってますが、春の山野草も顔を出してきました。
例年冬期間は運動不足になりやすいのですが、この冬は雪が多く除雪で過労気味という人も多かったように思います。しかし一方で転倒すればという事で外出を極端に減らし、いつもより運動不足になっている例もあるように思います。春は気持ちの上でも浮き浮きし身体も動かしたくなる季節です。特に山菜とりや渓流釣り等野外での活動を趣味としている人達にとっては待ちこがれていた季節だと思います。外の良い空気を吸って太陽の恵みを受け、心身共リフレッシュできれば良いと思います。
身体を動かすという事は、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満等生活習慣病にとって良いばかりでなく、筋肉の動きから骨にも刺激を与え骨粗鬆症にも良いと言われています。脳卒中や転倒による骨折が寝たきりになる主な原因と考えると、運動習慣は寝たきり予防の切り札といえると思います。外に出掛け山菜を採ったり川で岩魚や山女魚に会えるのはうれしい事ですが、たとえ収穫が無かったとしても無意識のうちに山や川をかなりの距離を歩き続けて運動量が増え、健康のため良い時間を過ごせたのですから、意味のある事と思います。また野外活動でストレス解消ができるとすれば、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)の危険因子を減らせることになります。健康のためのキーワードは空腹と肉体労働と言われております。肉体労働をしていない人は積極的に運動すべきと思います。寒い時は身体の動きも鈍く無理をすると障害が出やすいものです。衣類等寒さ対策に気配りし、準備体操に時間をかけ多少汗ばむ位になってから本格的に動き出しましょう。
待ちこがれた春です。アウトドアライフで春を満喫しましょう。
(平成17年4月1日掲載)
|